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千代田区町名由来板 内神田一丁目

2022.12.28

みなさん、こんにちは!

今回は、大手町駅C2c出口から歩くこと3分の場所にある歴史スポット、「千代田区町名由来板 内神田一丁目」をご紹介します。出口から道路沿いに北に歩いて、突き当りを右に曲がると、この由来版と標石があります。

由来版と標石によると、江戸時代、神田橋のたもとのこの界隈には、荷揚げ場があったそうです。徳川家康は江戸に入るとすぐ江戸城の築城と町づくりを始め、城を囲む御堀(現・日本橋川)はそのための建築資材などを運ぶ水路として活用しました。

また古い地図にも、神田橋付近に「かしふねあり」とも書いてあるように、水運の拠点でした。さらに神田橋周辺は江戸城と上野寛永寺、日光東照宮への御成道である要所であったため、ここには明治頃まで建造物は何もありませんでした。明治5年に美土代町となりますが、空き地の状態は第二次世界大戦まで続き、昭和41年に内神田一丁目に編入されたのです。

今は多くの建物が立ち並ぶこの地域が、明治まで建築物もない場所だったとは面白いですね!由来版に昔の地図も載っているので、近くを歩く際は現在の街と見比べてみてはいかがでしょうか?