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今も名を残す「鍛治橋門跡」

2023.10.01

みなさん、こんにちは!

今回は、JR東京駅八重洲南口より徒歩3分の地点にある鍛治橋門跡をご紹介します。

鍛治橋交差点に位置し、交差点脇の歩道には説明板があります。

鍛治橋門は1629年(寛永6年)築造。門に付属されていた鍛治橋は、現在の丸の内二、三丁目と中央区の八重洲六丁目を結んでいました。

当時は、門内に大名屋敷が立ち並び、幕末には津山藩(現在の岡山県)松平家、土佐藩(現在の高知県)山内家が付近に上屋敷を構えていたそうです。

鍛冶橋門は、1873年(明治6年)に枡形石垣を残して撤去され、鍛治橋も1876年(明治9年)にアーチ橋として再建されましたが、終戦後の瓦礫(がれき)処理で外堀が埋め立てられた際に、姿を消してしまいました。

姿を消してしまった鍛治橋門、鍛治橋は現在の「鍛冶橋架道橋」「鍛冶橋交差点」として、名前が残っています。

姿は変わっても、地名に歴史が残っているのは素敵ですね。

東京駅の近くに訪れた際はぜひ、足を運んでみてください。次回もお楽しみに!