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江戸城 呉服橋門跡

2023.02.20

みなさん、こんにちは!
今回は、東京駅の日本橋口から徒歩4分、大手町プレイスから徒歩6分の場所にある、呉服橋門跡をご紹介します。

呉服橋門跡(ごふくばしもんあと)は、TOKYO TORCH Parkから東京駅側に進んだ先の道路の手前にあり、説明板が置かれています。その説明板によると、以前ここには外堀があり、江戸城の外郭門の一つとして呉服橋があったそうです。

呉服橋は1636年に築造され、門に付属する橋は現在の丸の内一丁目と中央区の八重洲一丁目を結んでいました。呉服橋門という名前は、日本橋側の門前の町名が「呉服町」であったことに由来しますが、門外の呉服町に、幕府御用を勤めた呉服師の後藤家の屋敷があったことから、後藤橋とも呼ばれていたそうです。

1871年には、呉服橋門の石垣と橋以外の部分は撤去されてしまいました。戦後に外濠川が瓦礫で埋め立てられた際には、呉服橋を含めた外堀沿いの橋は次第に姿を消していきました。残念ながら現在はその姿を直接見ることのできない呉服橋門ですが、「呉服橋交差点」や「呉服橋ガード」というように、その名前は今でも残されています。

呉服橋という名前を付近で見かけた際は、江戸城と呉服橋門について思い出してみると面白いかもしれません。次回もお楽しみに!