三井本館
2022.12.04
みなさん、こんにちは!
今回は、地下鉄銀座線と半蔵門線の通る、三越前駅から直結の通路を歩くこと1分の場所にある、三井本館をご紹介します。新日本橋駅や日本橋駅など、外から徒歩で歩く場合は、江戸桜通り沿いに、大きくて西洋風デザインの印象的な建物が見えてきます。

この地にかつてあった旧三井本館は、1923年の関東大震災の被災を受けたため、当時の社長と理事長によって建て替えが決定されたそうです。そこで設計と施工を依頼したのは、当時世界最先端の建設技術を誇っていた、アメリカのトロ―ブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所でした。当時の一般的なビルの建築費の10倍という事業費のもと、「関東大震災の2倍の地震が来ても壊れない強度」や、「壮麗、品位、簡素」をコンセプトとしたデザインと、先端設備、非常に短い工期を実現した建物になりました。この最先端かつ高額なプロジェクトは、当時の日本の建設業界全体にも大きな影響を与えたそうです。
建物の中も美しいデザインであふれていて、天井や壁、柱や床など、どこを見ても楽しめる場所です。
様々な駅から徒歩で行きやすい場所にあるので、機会があればぜひ一度訪れてみてください!