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さわり大黒

2022.11.22

みなさん、こんにちは!

今回は、千代田線大手町駅を出て歩くこと1分の場所にある珍スポット、さわり大黒をご紹介します。大手町駅を出てすぐのところには「将門首塚」があり、その向かいにある三菱UFJ銀行の日比谷通り側にあります。さわり大黒について知らないと、存在に気付かずに通り過ぎてしまいそうになりますが、よく見るととてもユニークな見た目をしています。

さわり大黒の足元は、流政之が1973年に制作したことが正面にも書かれている、黒御影石の彫刻です。

流氏は1923年生まれで、刀鍛冶、装丁家、零戦パイロットなどの経歴をもち、彫刻だけにとどまらず作庭や陶芸、家具デザインなどでも独自のスタイルを確立した作家でした。現在も香川県高松市にはナガレスタジオ(Nagare Studio)という美術館があり、流氏が晩年まで暮らした住居兼制作の拠点であった場を、改築・増築して作られています。

そんな著名な彫刻家の作品であるさわり大黒、現在は「さわるとお金持ちになれる彫刻」として、知っている人は撫でて通るようになりました。近くを通る際は、撫でてみても良いかもしれませんね!