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東京の基礎を築いた「太田圓三君像」

2024.01.09

みなさん、あけましておめでとうございます!

記念すべき2024年初回は、地下鉄大手町駅のC2b出口から徒歩12分の場所にある、太田圓三君像をご紹介します。

地図上は駅からとても近いように見えるのですが、首都高と一般道の中継地点にあるため、道路の周りを遠回りして歩く必要があります。しかし、この周辺は様々な歴史スポットもあるので、お時間のある際に大手町プレイスから散歩に行くのにもおすすめです!

太田圓三君像は、神田橋門跡のすぐ近く、神田橋公園内にあります。

静岡県伊東市のサイトによると、太田圓三は東京帝国大学工科大学土木工学科を卒業した後、逓信省鉄道作業局(後の鉄道省)に入局し、長く鉄道技術者として活躍。

そして大正12(1923)年、関東大震災によって壊滅的な被害を受けた東京の復興のため、帝都復興院(後の内務省復興局)が設置されました。

手腕を買われた圓三は土木局長に抜擢され、馬車が主流だった中で車社会を想定した土地区画整理を推進したり、地下鉄の必要性を説いて具体的な計画化に携わったり、震災で焼失・崩落した100以上の橋の設計に尽力したりしました。近代都市としての東京の基礎を築いたともいえます。

しかし、区画整理に対する無理解や、復興局疑獄事件の発覚による心労のために、45歳で自ら命を絶ってしまいました。その後、昭和6年の復興事業の完成にあたり、知人友人によって彼の業績を称えるために像が建立されたのでした。

 

このスポット周辺にはユニークな遊び場や彫刻もありますので、ぜひ立ち寄ってみてください!

現代の私たちにとって、東京での快適な暮らしが実現するまでの先人たちによる努力をこの地で感じられること――素敵ですね。

次回もお楽しみに!