TOPICS

「旧三井本館」で、当時の“最先端”を味わう

2023.07.31

みなさんこんにちは!

今回は、地下鉄銀座線と半蔵門線の通る、三越前駅から直結の通路を歩くこと1分の場所にある、三井本館をご紹介します。

新日本橋駅や日本橋駅から歩いていくと、江戸桜通り沿いに大きくて西洋風なデザインの印象的な建物が見えてきます。

この地にかつてあった旧三井本館は、1923年の関東大震災の被災を受けたため、当時の社長と理事長によって建て替えが決定。

そこで設計と施工を依頼したのは、当時世界最先端の建設技術を誇っていた、アメリカのトローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所でした。

当時の一般的なビルの建築費の「10倍」という事業費のもと、「関東大震災の2倍の地震が来ても壊れない強度」や、「壮麗・品位・簡素」をコンセプトとしたデザインと、先端設備、非常に短い工期を実現した建物になりました。

この最先端かつ高額なプロジェクトは、当時の日本の建設業界全体にも大きな影響を与えたそうです。

建物の中も美しいデザインであふれていて、天井や壁、柱や床など、どこを見ても楽しめる場所。様々な駅から徒歩で行きやすい場所にあるので、機会があればぜひ一度訪れてみてください!